久志の観音堂 その1

今次大戦で破損をまぬがれた本島で唯一の石彫石像がまつられているのが、名護市久志集落の東はずれの台地にチャーギの柱と赤がわらのお堂で知られる久志の観音堂である。

1688年、豊見城王子と久志親方の両総地頭が観音石像を奉安したのがはじまりだとされている。間切時代には、観音堂祭りをノロが主宰し、間切地頭も参加しておこなわれたと記録されている。

1月のハチウガミ(初拝み)では、30年ほど前まで主婦が観音堂の前に集まり飯食をともにしながら歓談する風景も見られたという。

〔次回 5月26日|久志の観音堂 その2〕

参考書籍:沖縄の聖地

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