宮城のウクヮンニン その2

その昔、喜屋原神女が神のお告げによって大木が漂着するのを知る。集落の人総出で大木をひきあげようとするも、ピクリとも動かない。喜屋原神女がいうことには、仲泊神女が大木に乗って音頭をとらぬかぎり木は動かないのだと。果たして、仲泊神女が音頭をとると大木が動き、陸にあげることができた。ひきあげた大木で現在地に神殿をつくり、守護神とした。

これが宮城ウクヮンニンの縁起である。
現在、生まれた子のすこやかな成長を願う「子育て祈願」に訪れる人も多いが、病弱な子をもつ家族、親との合性がよくないと判断された家族などの祈願者の姿もよく見られる。

〔次回 6月30日|嘉手苅の観音堂〕

参考書籍:沖縄の聖地

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