いつの間にか沖縄でも、神主や坊さんが司祭するお祓いを中心とした地鎮祭の儀式のみで済ませるのが一般的になってきた。
お祓いの儀式の後に土地・屋敷を守護してくれる神々への感謝と、家づくりの安全祈願、そして新築する家へ嘉利(カリー)をつける御願をするのが伝統的な地鎮祭といえるだろう。
屋敷の角々にクワを入れ、供物をそなえ、線香をともして、ユシンの神、ククヌファの神々を称えて「大工のティムト アシムトゥ」を守ってくださるようにお願いし、ユシミの神々に「ヌーグトゥン ネーラングトゥ ヤー チクラチクミソーリ」と、工事中の安全を祈願し、「パーヤ タチラチクミソーチ カミサマ クワッチ ユシテ ウタビミソーリ」という家の嘉利をつける御願をする。
〔次回 10月27日|伝統的な地鎮祭 その2〕
伝統的な地鎮祭
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