カミダーリ状態に入ったことを確認し、心身の不調をカミや祖先の霊からの知らせ(シラシ)や催促(セーズク)だと認知すると、カミグトゥによってしか回復の見込みがないことを悟る。カミグトゥはほとんどの場合、ユタのハンジに従って実施される。そのためのユタ通いが始まり、複数のユタの判断をあおぐことになる。複数のユタの判断を照合することをクチアワセと称している。
クチアワセのためにとった複数のハンジ(判断)を手がかりにして、カミや祖霊からの知らせや催促がいかようなものなのかを確認していく。それと同時に、自分の正すべき事を見つけ出し、ウグヮンをいれるべき対象をしぼり込んでいく。
こうした一連の行為が将来のユタになるための修行となるわけだ。
〔次回 1月19日|ユタになるための修行 その2〕
ユタになるための修行 その1
参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり
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