沖縄的披露宴

特徴は、招待客の数と規模の大きさであろう。
200~300人はごく普通で、400~500人も珍しいことではない。100人もいれば大規模な結婚披露宴だといわれる他府県人から見れば、さぞかし有名人の披露宴だと勘違いするのも無理からぬことである。

高砂と称されるメインテーブルに新郎・新婦が座するのは当然だとしても、どういう訳か媒酌人、両家の両親も座る。高砂は言うまでもなく上座であり、招待する側が招待される側より上座を占めるという奇妙な風景が見られる。

披露宴会場として専用のホールを利用するカップルがほとんどだが、そこには緞帳つきの舞台が必ずそなえられており、その舞台上では延々と余興が繰り広げられる。さながら余興大会の様相を呈する。一昔前の飲めや唄えのどんちゃん騒ぎも影を潜めたが、ここぞとばかりに「出し物」が余興として披露されるわけだ。

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 沖縄祝い事便利帳

カテゴリー: 人生儀礼 |

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