縁起は、前回述べた通りで霊地とされた大慶山に因んで、当初は「大慶山権現」と呼称されたようだ。
お宮、本殿、拝殿、祭場からなり、本殿は今次大戦で米軍の砲弾により倒壊した。1972年(昭和47)、本殿の復元工事が行われた。
岩と岩を結ぶ独特の燈道(石造階段)は、県文化財に指定される貴重なものである。一般に「子方の神」(ニーヌファーの神、事始めの神)、学業、技芸成就、ヤハンメー(縁結び)、子孫繁栄の神として信仰されている。祭神は熊野三神。
文化財指定ということもあって、参拝者にまじって観光客の姿も見られる。また受験シーズンになると合格祈願に訪れる若い人の姿も多くなる。
〔次回 12月8日|普天満山権現〕
大慶山権現 その2
参考書籍:沖縄の聖地
カテゴリー: 沖縄のパワースポット
タグ: 大慶山権現, 子方の神
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