近年は、33年忌のウワイスーコー(ウワイズーコーとも)をすませても位牌を処分せず、そのまま安置しておくのが一般的になってきた。
33年忌が終わると故人の霊は浄化され、ウヤグヮンス(祖霊神)の仲間入りを果たし、残された子孫の守り神となると信じられている。
33年忌の際にたきあげる「ウティンジカビ」の煙に故人の霊が乗り移って昇天し、神さまになるという儀式中にもよくあらわれている。
祖霊神の仲間入りを果たした故人の霊は個性を失うわけで、追善供養も終了ということになる。従って、故人をまつった位牌も処分しても良いということになるのだが、そのまま安置する家が多いようだ。
〔次回 1月26日|ニンチスーコーのウグヮンクトゥバ その1 仏前〕
33年年忌後の位牌の取り扱い
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