ユタになるための修行 その2

ユタになるための修行の中でも、特に重要視されているのが「シジタダシ」と呼称される、自分につながる祖先の血筋を正すことである。

祖先の血筋関係を何世代にもわたってさかのぼり、それを確認して誤りがあればそれを正して祀ることがことのほか大切だとされているからである。ふつう三山時代(14世紀)までさかのぼってたどり、自分とのつながりを確認するとされている。

ただし、一般庶民にとって、自分の祖先をたどれるのはせいぜい6~7世代だとされていることから、それ以上は不可能だといえる。そこでカミダーリ状態の人は、夢の中で示された事柄や幻覚などから感じ取るという方法で祖先の血筋を確認していくことになる。

〔次回 2月23日|ユタになるための修行 その3〕

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり

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