ハチウクシの日に「ハチウビィ」(初拝み)や「カーウガミ」(井泉拝み)をおこなう地域も多く見られる。
大里古堅では、この日に「カーウガミ」をおこなう。拝みの主たる目的は井泉に対する感謝とカラダジューサ(健康)を祈願することである。
それぞれの家庭では、はじめに火の神への拝みをおこない、井戸のある家では井戸の拝みをすませ、その後に産川や村ガーへの御願をおこなう。それが済むと自宅の床の神やトゥハシル、仏だんの順に「カタジューバク」をそなえて拝む。カタジューバクとはウサンミのみを盛りつけた重箱一重ねのことである。家族の健康と子孫繁栄を祈願する。
西原町では水の神に感謝する「カーウガミ」がおこなわれる。産川や村ガーの拝みをすませて帰宅し、火の神に「カーウガミ」をすませたことを報告し、祈願する。
〔次回 3月30日|ナンカヌスクとヒヌカン〕
ハチウクシとヒヌカン その2
スポンサーリンク