「ウワイソーグヮッチ」ともよばれていることからも分かるように、正月行事のしめくくりとして、正月飾りのすべてをかたずける。
ヒヌカン・仏だんに供物をそなえ、正月の終わりを告げるとともに一年間の無病息災と家の繁栄を祈願する。本島の中・南部を中心に北部や周辺離島の一部で見られる行事だが宮古・八重山地方ではほとんど見られない。
現在では、この日に催される那覇市辻の「ジュリうま」とよばれる祭りの方が注目され、本来のハチカソーグヮッチの意味も忘れ去られてしまったようだ。
首里ではターンムニー、読谷村ではミミガーが定番の供物となっていたようだが、そのほかの地域ではテビチ汁や簡単な料理にウサチ(酢のもの)を添えてそなえていた。
〔次回 8月3日|ニングヮッチヒガンとヒヌカン〕
ハチカソーグヮッチとヒヌカン
スポンサーリンク