ハーヤタティ

工事が始まり、礎石のすえ置きが終了すると、建物の中心となる柱、いわゆる大黒柱を立てて、家主と工事関係者のみで「ハーヤタティ」(柱立て)の祈願をする。
吉日を選定し、満潮にむかう時刻を見はからって行う。

ヒジュルウコー(火を点けない線香)タヒラをシルカビ(白紙)にのせ、酒・花米・カティムン(ごちそう)を膳に盛りつけておそなえし、工事の安全と上天に恵まれ作業がとどこおりなくすすむよう、棟梁が祈願する。その際には工事関係者一同も作業の手を休めて見守る。
晩には「ハーヤタティスージ」とよばれる小宴がはられ、家主より祝い酒とささやかなごちそうがふるまわれる。

〔次回 1月11日|ンニアギ(棟上げ)〕

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 沖縄祝い事便利帳

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