『琉球國由来記』に「上城之嶽」と見えている。
この御嶽には「スデツカサノ御イベ」と「若ツカサノ御イベ」の二神が祀られ、毎年の年浴みとミヤ種子(ダニ)の行事の日に佐敷ノロが中心となって、花木や神酒などを供えて祭りごとをしている、と記されている。
グスク入口近くに「佐敷ノロ殿内」があり、縄張り内に「内原の殿」(上グスク殿)、「カマド跡」、「つきしろの宮」があり、もっとも重要な「イベ」は主郭平場の奥まったところにある。
ノロ殿内は小祠で中に香炉が安置されているだけのささやかなものである。
内原の殿はコンクリートづくりのやや大ぶりの祠で中央に香炉が安里されている。
カマド跡、、かっての宮つかい女の詰所の跡ともされており、中に火の神が祀られている。
〔次回 2月22日|佐敷上グスク その2〕
佐敷上グスク その1
スポンサーリンク