拝むところと順序も地域的な偏差が見られ一様ではないが、一般的な事例を紹介する。
まず、「ヒヌカン」の拝みから始める。屋敷の御願を行う旨を告げ、とどこおりなく御願をさせていただくようお願いする。ついで、祖霊に祈願する。(祖霊への拝みのない地域が多い)
それが終わると「ユシンヌカミ」への祈願となる。ユシンヌカミは北(ニヌファ)を起点として反時計回りとするのがもっとも多く、ついで東(ウヌファ)を起点とする地域がつづく。
いずれの回り方でもよいわけで、地域に伝わっている方法で行うのがよいだろう。
ユシンヌカミにつづいて「ジョウヌカミ」(門の神)、そして最後に「ナカジンヌカミ」(中陣の神)への祈願となる。
〔次回 3月7日|サングヮッチャー(3月3日、浜下り)〕
屋敷の御願 その2
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