タグ別アーカイブ: アマミキョ

久高聖地散策

神の島と称されるだけあって、祖霊神アマミキョにかかわる聖地が点在している。上陸したアマミキョが住み着き、ここを拠点として島内を巡視したという伝承をもつカベール(神谷原)。 他の植物に優先する聖木クバが頂点を中心にして御嶽全体にひろがるさまは、まさに神宿る御嶽という趣きを今に伝えている。 ニライカナイより五穀の種子が流れ着いたとされる伊敷浜。まばゆく輝く白砂を切り込むようにゴツゴツとした岩礁が目立つ海岸である。 集落の北側には久高島の先祖とされる百名白樽とその娘の久高ノロが天地の神を祀り、島の繁栄 … 続きを読む

参考書籍:沖縄の拝所 沖縄の聖地

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安須森散策 その4 チザラとイヘヤ

三連目と四連目の岩山が「チザラ」と「イヘヤ」の嶽である。 古老の伝えるところでは、チザラは女性の乳房に形が似るところから、イヘヤは頂部に立つとはるか洋上に伊平屋島がのぞめるところから命名されたのだという。 両御嶽ともに、地元辺戸の人びとが拝む習慣はないということだが、遠来の参詣者の中には最北端のイヘヤ嶽をめざす人も多いという。 琉球開びゃくの神は、いの一番に安須森を創成したという。 いかなる理由から、このような険阻なところにこうした異形の神降りの地を求めたのであろうか。 道の島づたいに琉球の地を … 続きを読む

参考書籍:沖縄の拝所 沖縄の聖地

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