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サギブチダン
サギブチダンとは、祖先の位牌とは別に位牌を仕立て、仏だん以外の場所(台所など)に安置して祀ることをいう。 未婚のまま亡くなった娘や、結婚したものの何らかの理由で離婚し、亡くなった後、生家で祀ることになった女性などはサギブチダンとして安置されるケースがある。 娘(女性)は、将来結婚して嫁ぎ先の祖先として祀られることが当然だという考え方が根底にあるようだ。 このようなサギブチダンを避ける方法としては、未婚のまま亡くなった場合は「グソーニービチ」、離婚してなくなった場合は「イーフェーニービチ」という手 … 続きを読む
独身のまま亡くなった女性の位牌は?
人が亡くなると位牌を仕立てて祀るということは、沖縄が位牌祭祀を受容して以来、変わることのない不文律といえる。 従って、男女を問わず、独身のまま亡くなった場合でももちろん、位牌を仕立てて祀ることに何ら変わりはない。 ただ、トートーメーの継承にかかわる「四つのルール」には、娘はあらかじめ生家のトートーメーの継承者からはずされ、生家のトートーメーにいっしょに祀ることはタブーとされている。 その背景には、娘はいずれ結婚して生家を離れ、夫とともに嫁ぎ先の祖先として祀られなければいけない、とする伝統的な結婚 … 続きを読む