タグ別アーカイブ: ヒチアテ

カミグトゥの始まり その1

心身の不調がつづき、医者に診てもらっても原因不明、症状の改善もみられない。当人の苦痛は一向におさまらず、異常な行動が改善される気配さえない。 こうなると、家族やまわりのものはたまりかねてユタにかかることになる。俗にいう「ユタ通い」である。言うまでもないが、一人や二人のユタでは満足する結果は得られない。 「ムンナレーシーガー イチュン」とか、「ハンジをとりに行く」が口ぐせとなり、方々のユタを訪ね歩くことになる。もちろんのこと、時間もお金もかかる。 それぞれのユタの出す「ハンジ」(判示・判断)を「ヒ … 続きを読む

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり

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ヒチアテ

ヒチアテとは複数のユタのハンジ(判断)を照らし合わせ、その整合性を確認する事。カミダーリ状態になった者は、多くの場合その原因を究明するために盛んにユタ通いをする。しかも、複数のユタのハンジを取るのは当り前のことだと考えられている。ユタそれぞれによって異なるハンジを出すのだから、当然といえば当然であろう。 とは言っても、最初のユタがピタリと原因をさぐり当て、カミダーリ状態を抜け出す妙案を出してくれればそれにこしたことはないのだが、そんなことは宝クジに当たるようなもので、めったにない。それだから、ほ … 続きを読む

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり

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6 「ヒチアテ」(ハンジの照らし合わせ)

サーダカンマリであることが認知され、くり返す異常行動をカミダーリだとまわりからほのめかされ、ついにはユタのハンジを受けると、当人も自分の異常行動を「カミに打たれた」あるいは「カミにかかった」ためだと思うようになるようだ。 そして、心身の不調も「病気」ではないと自覚するようになるという。 そこまでいくと、「カミダーリ」をはっきりと確定するために、複数のユタのハンジを求めてユタ買いをする。そして、それぞれのユタのだしたハンジを照合する。これを「ヒチアテ」という。 ヒチアテは、カミダーリ状態に入ったこ … 続きを読む

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