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おもしろ石敢當 その5 文字のない石敢當
古来より沖縄には道のつき当たるところはよくないところとされてきた。 「ヤナカジ・シタナカジ」と表現される悪鬼や悪霊、妖怪どもは、道を直進して、そのつき当たるところにたむろすると考えられてきたのである。行き場を失ったこれらの悪い気がただよいよどむところは、当然のことよくないところとされてきたわけだ。 このような場所は「ヤナカジゲーシ」(悪風返し)をする必要があるとされてきた。そのヤナカジゲーシの役目を果たしたのが、当初は文字のない自然石であった。その名残りをとどめているのが「文字のない石敢當」と … 続きを読む
参考書籍:沖縄の魔よけとまじない