タグ別アーカイブ: シバサシ

年中行事の中の魔よけ その2

シヌグは本島北部に行われている祓いの祭りである。かつては中・南部でも見られたようだが、いつの間にか廃れてしまったようだ。男性が草装神となり、女性や子どもたちを祓うという安田や安波、奥のシヌグがよく知られている。 ユーカビーは、不吉を前もって掌握し、その厄をはずすための行事。シバサシはススキの葉と桑の枝を組合わせてサンをつくり、門や屋敷の四隅などに差し、魔よけとする行事である。 節(シツ)は沖縄本島ではすでに消滅した行事の一つだが、宮古・八重山地方では継承されている。農作物の収穫を感謝し、豊穣を祈 … 続きを読む

参考書籍:沖縄の魔よけとまじない

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サンとゲーン その2

ゲーンはそのほかに祓い用としても使用される。葬式のときに棺の上に置いたり、墓内を浄化したり、墓内に出入りするときに祓ったり、会葬者などを祓い魔をとり除いたりする。 もっともポピュラーに使用されるのは、旧暦の8月に行われる年中行事の一つ「シバサシ」であろう。屋根や屋敷の門口、軒などにゲーンをさして悪鬼や悪霊の侵入を阻止する。そのときに用いるゲーンは、ススキと聖木の一つである桑の枝を組み合わせてつくる。 マブイグミ(マブヤーグミ)の際に、遊離したマブヤーを囲い込むのもゲーンであり、夜道を歩くときに邪 … 続きを読む

参考書籍:沖縄の魔よけとまじない

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