タグ別アーカイブ: ティラムヌメー

真壁のティラ その1

三山時代のグスクの一つで、白馬伝説で有名な真壁グスク(糸満市真壁)の縄張内にやや大ぶりなセメントづくりのお宮が建っている。 旧暦9月9日の「ティラムヌメー」(ティラ参り)には、南部各地から多くの参拝者が訪れる「真壁のティラ」である。 真壁村の首里大屋子(真壁按司の子孫)がコバ森のなかで人の形をした石を含め四つの石が地中からあらわれ、空中を飛ぶのを目撃した。大和の旅に出る際に加護を願ったところ、霊験あらたかというところから厨子をつくり権現として祀ったのが始まりだという伝承が残されている。 現在でも … 続きを読む

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摩文仁のイーグシク

健児の塔入口にむかう左手の緑濃い森の中に、草深い広場がある。広場中央に「上城殿」(イーグシクトゥン)と記された祠があり、つき当たりは大岩を背にしてつくられたセメントづくりの祠が建つ拝所となっている。 大岩を背にした拝所は、その昔から「ヤシネーウヤ」として集落の人びとによって崇拝されてきた「摩文仁のイーグシク」である。 旧暦の9月9日には昔通りの「ティラムヌメー」が行われており、多くの人たちが参加している。 特に「ヤシネーウヤ」としての信仰は根強く、生まれた子が病弱で親との相性がよろしくないと判断 … 続きを読む

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子育て祈願

沖縄では現在でも、多くの地域で生まれた子が無事に育つことを願い、あわせて家族の無病息災を祈るために、旧暦の9月(9日が多い)にビジュル(霊石)やティラ(テラ・拝所)にお参りする。 子育てや無病息災を主な目的としてビジュルやティラにお参りし、祈願することを「ビジュルムヌメー」あるいは「ティラムヌメー」という。 過去一年間に生まれた子を抱いて「ムヌメー」(物参り)する習俗は、中頭や島尻地方に多く見られる。現在でも、集落の人たちが参加する村落祭祀型のムヌメーをおこなう地域も多いのだが、個人的に子の健や … 続きを読む

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真壁のティラ

三山分立時代に南山の出城として真壁按司によって築かれたと伝わる真壁グスク内にセメントづくりでやや大ぶりなお宮が建っている。お宮は戦いに敗れ自刃した按司の無念の思いを鎮めるために建立されたとする縁起を伝える「真壁神宮寺」である。 旧暦の9月9日の「ティラムヌメー」には、島尻地方から多くの参拝者が訪れている。「ムヌメー」とは拝所をお参りすることで「物参り」と表記する。その昔から霊験あらたかだとして人びとが信仰を寄せているが、ティラムヌメーの際の子育て祈願はもとより、拝めば子宝に恵まれる霊地と祈願者が … 続きを読む

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真栄平のティラ

真栄平集落の背後の小高い森の中に「めへだいらむらの御嶽」と記された小石碑の立つ拝所がある。 古くは「メーディーラヌティラ」と呼称されていたようだが、こうした古名を知っている人も少なくなったようだ。 赤がわらをのせた殿には三段の祭壇が設けられており、その最上段に四体の霊石がまつられている。四体の霊石は「ビジュン」とよばれ、そのうちの一体に子を授ける霊力が宿っているとされ、地元はもとより島尻や中部あたりからも「子授け祈願」に訪れる人の姿が見られる。古くから「ヤシネーウヤ」としての信仰も集めているよう … 続きを読む

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