タグ別アーカイブ: リューグシン

チヂガミ その2

それぞれのユタが専用のチヂガミを持つわけだから、ある者は「リューグシン」(竜宮神)、またある者は「十二支の神」あるいは「御嶽の神」だったとしても別段不思議なことではない。 いずれにしても専用のチヂガミを持つユタが独自の「ハンジ」(判示)を出すことはある意味では当然のことなのである。また、ユタが組織としてまとまらず、個人営業に徹し、自由で形にとらわれない「ユタグトゥ」ができるのもこのような背景があるからだといえよう。 ハンジの際に「自分のチヂガミがこういっている」とか、「自分のチヂガミがこうさせる … 続きを読む

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり

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11 「チヂガミとの出会い」

サーダカンマリの人がカミダーリを経てユタになっていく過程で、長い時間をかけて苦しみや痛みを乗り越えていくとされている。 長くて苦しい試練に打ち克ち、修行に耐えるための大きな支えとなるのが、カミダーリの際に乗り移り(憑依)、縁を結ぶとされるカミや祖先の霊、いわゆる「チヂ」の存在だといわれる。 試練を乗り越え、修行を積み重ねていくなかで、サーダカンマリの人は生涯自分の守護霊(神)となってくれるチヂと出合うとされている。 自分が仕え、自分を導いてくれると信じられている守護霊(神)のことをユタは「チヂガ … 続きを読む

参考書籍:

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