タグ別アーカイブ: 弁財天堂

天久山権現 その2

火もないのに香が燃えあがり、「我は熊野権現なり、衆生のご利益のためにあらわれたり、かの女は国家の守護弁財天である」という神のお告げがあったという。 本殿の背後は岩かげにも見える小さな洞くつがあり、末社として権現堂、弁財天堂がある。なお、王府時代は「天久山権現」とよばれていたようだ。 隣接する聖現寺は、通称「天久の寺」ともよばれ、沖縄で初めてキリスト教の伝道活動をしたフランス人宣教師のフォルカードが滞在していたことでもよく知られている。 周年を通して参拝に訪れる人の姿が見られる。 〔次回 11月1 … 続きを読む

参考書籍:沖縄の聖地

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弁財天堂

赤がわらの屋根の上に宝珠の玉を乗せ、円鑑池の中央に建っているのが「弁財天堂」である。 1502年、国王尚真(1477〜1526年)は、円覚寺の前に円鑑池をつくり、その中に経堂を立てて蔵経を納める。ところが1609年の島津の侵攻により堂は破壊され、納められていた蔵経も散逸する。 1622年に破壊された経堂を再建し、弁財天女像を安置する。 弁財天のルーツはインドの弁才天で水の神・学芸・知恵の神として信仰されたようだが、日本に伝えられて「七福神」に加えられたという。ふつう弁財天は琵琶を弾く妖艶な姿で描 … 続きを読む

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商売繁昌祈願

本土では、年の初めに福徳を願って七福神を巡拝する「七福神参り」という習俗がある。沖縄にはこのような習俗はないのだが、商売繁昌を祈願する伝統的な拝所がある。その代表格が「武神・財神」として民間でも信仰されてきた「関帝」を祀った「久米至聖廟」であろう。 また七福神のうち、沖縄でも古くからなじみの深かった「弁財天」を祀った「弁財天堂」も人びとが信仰を寄せてきた拝所の一つである。 ミトゥクルヌカミ(三所の神)として一般家庭で信仰されてきたとされる「福禄寿」は、那覇あたりでは「子ウェーキ、銭ウェーキ、命ウ … 続きを読む

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