タグ別アーカイブ: 波上山権現

波上山権現 その1

首里に住む崎山里主という者が、ある日海で釣りを楽しんでいると、不思議な光を放つ石がある。 きっと霊石にちがいないと家に持ち帰り、たいせつに安置し日々拝んだところ、次々と願いが叶えられた。 このことを知った人びとが霊石を奪取せんと押し寄せてきた。霊石を守ろうと必死に逃げた里主が波上山まで来たところ、「我は熊野権現である。この地に社をたてて祀れば守護神となる」という神の声が聞こえてきた。 そこで里主は、そのことを王府に申し立て、社殿を建てて霊石を祀った。 古くは「ニライカナイ信仰」に始まるとされる「 … 続きを読む

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権現七社

尚貞王(第2尚氏王統11代、1669~1709年)、摂政の羽地朝秀、護国寺の住持(長)であった頼昌法の三人のトリオによって、1671年に権現七社の成立を見ている。 (1)波上山権現(波上宮―護国寺、那覇市若狭) (2)安里八幡宮(八幡宮―神徳寺  〃 安里) (3)沖山権現 (沖宮 ―臨海寺  〃 奥武山) (4)天久山権現(天久宮―聖現寺  〃 天久) (5)姑射山権現(識名宮―神応寺  〃 識名) (6)大慶山権現(末吉宮―万寿寺  〃 首里末吉) (7)普天満山権現(普天満宮―神宮寺、宜野 … 続きを読む

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波上宮

古くは「波上山権現」とよばれ、厄除け・安産・家内安全・病気平癒(びょうきへいゆ)として信仰されてきたのが那覇市若狭にある「波上宮」である。 創建年代は不明とされているが、察度王代(1368年〜)に薩摩から来島した来重上人が波上宮の別当寺として護国寺を開いたとされていることから推察しても、古い歴史を持つことが理解されよう。 現在は「ナンミン」の名で県民に親しまれ、県を代表する神社の一つとして参拝者も多い。 無病息災はもとより商売繁昌などの諸願成就のために訪れる人が一年中見られるが、受験シーズンとも … 続きを読む

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