瀬底の土帝君

瀬底大橋から直線的に延びる島のメインストリート沿いにある公民館の背後、民家の建ち並ぶ一角に、ぐるりに石垣を積み回し、老木が目につく広場がある。その中に赤がわらの本殿がある。
沖縄の土帝君を祀った祠の中で、もっとも規模が大きく、全島各地から祈願者の訪れる「瀬底の土帝君」である。

沖縄では、土帝君といえば、ほとんどの地域で「チュクイムジュクイの神」(農業神、豊作の神)として信仰されている。その関連もあって「ンム」(甘藷)の神として信仰しているところも散見され、村の繁栄や守り神、家庭の幸福などにご利益があるとされている。

他地域から瀬底の土帝君を拝みにくる人の多くは、家族の無病息災や家庭の幸福などを祈願しているようだ。近年になって商売繁昌祈願のために訪れる人が多くなったという。

〔次回 3月3日|沖縄の合格祈願〕

参考書籍:沖縄の聖地

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