ニービチスージには、七品の料理が会席膳に盛り付けされて、祝い客に出される。
七品の懐石料理は、
(1). 豚肉入りの雑炊
(2). 吸いもの
(3). ウヤー(酢のあえもの)
(4). クーブイリチー
(5). ウバ
(6). 砂糖煮の豆
(7). お茶受けである。
夫婦固めの儀礼がおこなわれるころには、男性の家ではすでに酒宴がはられており、飲めや唄えのスージもたけなわとなっているのが普通であった。花婿も花嫁の到着をまたずして、はじめから酒宴に参加しており、花嫁一行が着くころにはすっかり酔っぱらう者もいたようだ。
儀礼をすませると、花婿はすぐさま席を立って酒宴の座にもどり、祝い客に献酬するのが習わしとなっていた。
一方の花嫁は、儀礼がすんだ後も酒宴には顔を出さず、そのまま台所に降りたようだ。
ニービチスージ その3
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