姑射山権現 その1

姑射山権現(現識名宮)の建つあたりが無人であったころ、どこからともなく光が発し、天まで届くかのように見えた。ときの大阿母志良礼(高級神女)がその原因を調べてみると、光源は洞くつの中にある石だということが分かった。以来、この石を霊石として人びとが信仰するようになった。

同じ頃、病気で苦しんでいた尚元王(第二尚氏王統五代)の長子・尚康伯が病気平癒を祈願したところ。その祈願が通じて叶い健康をとりもどした。そのお礼として宮を建立した。これが姑射山権現の縁起として伝えられている。

創建当初は山号である「姑射山権現」と呼称されていたようだ。

〔次回 11月17日|姑射山権現 その2〕

参考書籍:沖縄の聖地

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