真壁のティラ その1

三山時代のグスクの一つで、白馬伝説で有名な真壁グスク(糸満市真壁)の縄張内にやや大ぶりなセメントづくりのお宮が建っている。

旧暦9月9日の「ティラムヌメー」(ティラ参り)には、南部各地から多くの参拝者が訪れる「真壁のティラ」である。

真壁村の首里大屋子(真壁按司の子孫)がコバ森のなかで人の形をした石を含め四つの石が地中からあらわれ、空中を飛ぶのを目撃した。大和の旅に出る際に加護を願ったところ、霊験あらたかというところから厨子をつくり権現として祀ったのが始まりだという伝承が残されている。

現在でも「ティラムヌメー」の際の子育て祈願はもとより拝めば子宝に恵まれる霊地としても祈願者が絶えないパワースポットの一つとなっている。

〔次回 4月13日|真壁のティラ その2〕

参考書籍:沖縄の聖地

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