真壁のティラ その2

セメントづくりのお宮(真壁宮)は、戦いに破れ自刃したとされる按司(真壁グスクの)の無念の思いを鎮めるために建立されたと伝えられている。

伝えられるところでは、按司の飼っている白馬をめぐってついには争いとなり、戦いに敗北した按司は、クバムイ(古波森)で自刃したという。

真壁グスクは三つの曲輪からなる連郭式のグスクで、グスクの機能的なものを持っている典型的な形を備えているとされている。
グスク周辺の石垣は、野面積みと切石積みが併用されており、上部の破壊はかなりすすんでいるものの、昔日の面影を今に伝えている。

丘陵上の最高所が一の曲輪(主郭)で、少し低くなったところが二の曲輪である。北側は崖になっており、崖の上にも石垣が積まれている。
展望台を含む公園整備事業によって、グスクのイメージも一新されたようだ。

〔次回 4月27日|兼城のスムガーブンギン〕

参考書籍:沖縄の聖地

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