沖縄人は、その昔から死霊(死者の霊魂)に非常におそれを抱いてきた。葬列が集落内を通過するとき、葬列の通る道に門構えをした家々では、門から死者の霊が侵入してこないようにさまざまな対応をした。
門に木灰を引いたり、竹や竿を渡したり、盛塩を置いたりすることが復帰前まで散見されたことが報告されている。
死者の枕飾りに、他の供物といっしょにみそと塩をそなえるのは、死者の霊魂がたたらないように「浄める」という意味があるからだ。
〔次回 9月14日|「友引」に葬式をさけるのは?〕
「みそと塩」をそなえるのは?
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