今流にいえば「起工式」ということになろう。家づくりの工事に着工する前に吉日を選んで満潮にむかう時刻に合わせておこなう。
祭場となるのはナカジン(中陣)となる場所に大工道具であるのみとかんな、用材を数本、それに筆・紙・墨を並べて置き、ヒジュルウコー・酒・花米・塩をそなえる。
そこで大工の棟梁(家主でも)が家づくりにあたっての安全祈願をする。
そのとき、「今日の良き日に着工いたしますので、そこで働く方々にけがなどがないように無事に完工させてくださいませ」と唱え、工事の無事終了を祈る。
祈願をすませると、ついで「浄めの儀式」に移る。
〔次回 10月5日|浄めの儀式〕
ティンダティ(起工式)
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