カーウガミとは「水の神に感謝する」儀礼のこと。
若水や産水を汲む特定の川や泉がほとんどの集落にあった。聖地として尊拝されており、拝所が設けられていた。
年の初めにこれらの川や泉を巡拝することを「カーメー」(井泉参り)あるいは「カーウガミ」(井泉拝み)と称した。
ヒジュルウコー(火を点けない線香)、ビンシー、ウチャワキ(重箱料理でも)をおそなえし、水の恩に感謝するとともに家族の健康を祈願する。
旧大里村の古堅では、それぞれの家庭で、はじめに火の神への御願をおこない、自分の家に井戸がある場合は井戸を拝み、ついで産川や村ガーなどを拝む。いずれも水の神に対する感謝と家族の健康を願う御願である。
〔次回 9月7日|マドゥトゥシビー〕
カーウガミ
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