ナンカスーコーの中でも偶数回にいとなまれる「マドゥナンカ」(2、4、6)は、身内だけですませるのがふつうである。したがって、ハチナンカのようなお膳料理による接待はしない家が多い。
タナンカ(二・七日)の間に、よく知られた「三途の河」を渡るとされている。
●お墓参り
早い時間に家族だけで墓参りをする。用意するものとしてはハチナンカとほぼ同じだが、重箱をそなえないのが一般的とされている。また、墓での拝みもまずはヒジャイガミでの拝みをすませた後、墓前で御願する。
●仏前にそなえるもの
水・酒・お茶・ハーガー(一対)・ダーグ(一対)・ムイグァーシ(一皿)・果物(一皿)・モチ重(一重)とおかず(一重)のカタシー。
ユナンカ(四・七日)とムナンカ(六・七日)は同じ。
仏教では、ユナンカは生きている間の悪い行いが秤(業秤)にかけられるとされ、ムナンカは遺族の追善(死者の冥福を祈って功徳を積むこと)供養によって亡くなった者の生前に犯した悪行が許されるとされている。
「ナンカスーコー その2」〔マドゥナンカ〕
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