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シビランガ(紫微鑾賀) その1

建築儀礼の一つに「棟上げ」(ンニアギ)と称される上棟式がある。その際に、棟木に「天官賜福 紫微鑾賀」(テンカンフクヲタマウ シビランガ)あるいは「紫微鑾賀」と墨で書きつける風習があった。地域によっては短冊形の棟札にそれらの字を墨書きし、棟木に打ちつけるところもあったようだ。 棟木や棟札には紅白の紙で包んだ米と塩を対に、真ん中に昆布で巻いた炭を吊り下げた。 文字の意味は、中国人の名前、あるいはすぐれた棟梁や大工などと伝えられ、それが信じられていた、実際はどうだろうか。 まず「天官賜福」の天官とは天 … 続きを読む

参考書籍:沖縄の魔よけとまじない

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