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イーフェーノーシ
イーフェーノーシとは、「シルイーフェー」(白位牌)から「ヌリイーフェー」(本位牌)に祀る儀礼のことで、シンジュウクニチ(49日)の際におこなわれる。 49日までシルイーフェーに祀られていた死者の霊を抜き、ヌリイーフェーに移す。最近は坊さんが司祭する例が多いようだが、死者儀礼の一つとしてユタが司祭することも珍しくないようだ。 ヌジファーのすんだシルイーフェーは、他の葬具といっしょに墓前で焼却される。焼却したときに出た灰の一部を取って仏ダンのウコールの灰と混ぜる。 その他にも、流産した愛児の霊を供養 … 続きを読む
参考書籍:
「ナンカスーコー その4」 〔シンジュウクニチ〕
ナンカスーコーをしめくくる法要ということもあって、ハチナンカと同程度の焼香客があるのが一般的である。 また近年の傾向だが、坊さんを招いて読経をあげてもらう家庭がふえた。 その日は、シルイフェー(白木の位牌)から本位牌(塗り位牌)にかえる「イーフェーノーシ」もおこなわれる。当然、それまで安置されていたシルイフェーや葬具の焼却処分もおこなわれる。 仏前にそなえる供物はハチナンカとほぼ同じだが、49個のモチを盛り合わせた「フニムチ」が追加される。フニムチは古代インドで死者を祖先の位まで達させるために儀 … 続きを読む