タグ別アーカイブ: チャッチウシクミ

長男が外国や本土で暮らしている場合

現代社会では、長男といえど必ずしも両親と生活を共にするとは限らない。トートーメーの継承者が沖縄以外、他府県はもちろんのこと、外国に生活の場を求めるのは珍しいことでもない。こうしたケースでは、いずれ遅かれ早かれトートーメーの継承問題につき当たる。 トートーメーを継ぐために沖縄にもどってくるか、さもなければトートーメーを移すか、二者択一を迫られる。 トートーメー祭祀を優先的に考えるならば、生活の場を沖縄に移すことになるだろうし、現在の生活を優先させるということになればトートーメーを移すことになるだろ … 続きを読む

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 トートーメーQ&A スーコーとトートーメー 絵でみる 御願365日

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長男が未婚のまま亡くなった場合

二つのケースを想定して考えていくことにする。すなわち、死亡した年齢が7歳未満であるか否かということである。 伝統的な風習としては、7歳未満で亡くなった場合は、イーフェーを仕立てないで祖霊といっしょにウコールで祀る。主たる理由としては、7歳未満の幼児は「カミ的存在」と見なされるからである。イーフェーを仕立てて祀る必要はないという考え方が成り立つわけだ。 従って、トートーメーの継承にかかわるタブー(チョーデーカサバイ、チャッチウシクミ)からは解放されることになる。 7歳以上で亡くなった場合は、当然の … 続きを読む

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四つのルール

サワリ(障り)のない「トートーメー(位牌)の継承」を実現するために考え出されたのが「四つのルール」である。 その一つが「嫡男(ちゃくなん)による継承」だ。 トートーメーは代々長男によって継承されるのが理想とされている。だから、仏ダンに安置されている位牌立てには、代々長男夫婦のみがまつられているのが、もっともよいトートーメーとされているわけだ。 したがって、いかなる理由があっても、長男をさしおいて二男・三男がトートーメーを継承するのはタブー(チャッチウシクミとして)とされてきた。しかも、その場合の … 続きを読む

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