タグ別アーカイブ: チョーデーカサバイ

チョーデーカサバイ その2

チョーデーカサバイのタブーを厳格に守るということになると、未婚のまま亡くなった場合の位牌の仕立て方が問題になってくる。長男の場合は、そのまま祖先の位牌立ての中に祀られるということになるのだが、継承者をどうするかの問題が出てくる。 次男以下の場合は、祖先の位牌立ての中に祀ることは許されない。このケースでは別の位牌を仕立て、祖先の位牌の左側に安置して祀るのが一般的である。そして、次世代の中から位牌の継承者を決めて継承させる。 その間は預かり位牌(アジカイグヮンス)として生家で祀ることになる。次世代に … 続きを読む

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チョーデーカサバイ

文字通り、兄弟が重なることである。一つの位牌立てに兄弟が並んで祀られることを忌む四大タブーの一つとされている。 次・三男以下は、将来分家として一家を構え、何れ亡くなったときはその家の「タチクチ」(創立者)として祀られ、その長男によって継承されるべきだとするのが一般的である。何らかの理由で次・三男以下がタチクチとして祀られない場合(未婚のまま死亡するなど)は、生家の仏だんに祀られることになる。 その際にも「チョーデーカサバイ」をさけるために、祖先の位牌とは別に位牌を仕立てて祀る。 ただ、「チョーデ … 続きを読む

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長男が未婚のまま亡くなった場合

二つのケースを想定して考えていくことにする。すなわち、死亡した年齢が7歳未満であるか否かということである。 伝統的な風習としては、7歳未満で亡くなった場合は、イーフェーを仕立てないで祖霊といっしょにウコールで祀る。主たる理由としては、7歳未満の幼児は「カミ的存在」と見なされるからである。イーフェーを仕立てて祀る必要はないという考え方が成り立つわけだ。 従って、トートーメーの継承にかかわるタブー(チョーデーカサバイ、チャッチウシクミ)からは解放されることになる。 7歳以上で亡くなった場合は、当然の … 続きを読む

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ルール その4

四つ目のルールは「二男、三男以下の者は将来生家より分家して一家を構え、亡くなったときは、それぞれの嫡男(長男)が新しくトートーメーを仕立てて祀り、代々継承しなければならない」というもの。 沖縄のイーフェーには一世代一組の夫婦のみを祀ることを原則としている。従って、先祖代々のイーフェーには、長男夫婦のみが祀られる資格を有することになる。祖先のイーフェーに二男、三男を祀るということは、一つのイーフェーに兄弟を並んでまつることになり、「チョーデーカサバイ」としてタブーとされている。またイーフェーは一世 … 続きを読む

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