タグ別アーカイブ: ワラビナー

ヒヌカン・トートーメー前での儀礼

ナー(庭)での儀礼が終ると、祖母は赤ちゃんを抱いたまま台所にまわり、ヒヌカンに命名の報告をおこなう。 そのとき、祝いのためにたきあげた産飯をイビラー(しゃもじ)で3回かきまぜながら「ミーミーミー」と唱える。唱えることばの「ミーミーミー」は福をさずけるまじないだと信じられている。 ヒヌカンへの報告を済ませると、赤ちゃんを仏間で寝かせる。寝た赤ちゃんの上にカニやバッタをはわせる。 トートーメーには酒とウバギーをお供えし、線香をあげて祖先の霊に無事に生まれたことへの感謝のことばをささげ、ワラビナーを報 … 続きを読む

参考書籍:家庭でつくる 沖縄行事料理とふるまい料理 沖縄祝い事便利帳

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「ナージキ」

出産した夕方から7日目までの間に「ナージキ」とよばれる命名の儀礼がおこなわれる。いわゆる「命名式」だ。 ただ、ナージキの儀礼で命名される名まえは、ワラビナー(童名)で、戸籍に記載される本名ではない。 したがってワラビナーをつける風習がすたれてしまった現状では「ナージキ」の儀礼も沖縄社会から姿を消してしまった。 消えた習俗の一つになってしまったというわけだ。 ナージキの儀礼はふつう、祖母が中心になっておこなわれた。 供物をそなえた「ヒヌカン・トートーメー」の前でおこなわれる儀礼と、小道具を使って「 … 続きを読む

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