奥間の金剛山の拝所

奥間公民館内にあるゲートボール場から背後の森へむかうロープ状の道がある。ロープ状の道を進むと、森の中腹にある拝所(金剛山)前の広場入口に至る。
灯ろうのある祠の中には、ウコールをはさんで向かって右側に「南無阿弥陀仏碑」、左側に「金剛山碑」と刻銘された石碑がまつられ、その下段にウコール三基が安置されている。

金剛山は集落の拝所で、終戦直後まで旧暦の10月5日が例祭となっていたという。現在でもたいせつな拝所であることに変わりはないが、特に子が生まれた家庭では「子の誕生報告をかねた子育て祈願」は必ず行うとされているようだ。

南無阿弥陀仏碑がまつられていることもあってか、他集落からの参詣者も多いという。なお、南無阿弥陀仏は阿弥陀仏の教えに従うことをあらわす言葉で、これを唱えることによってこの世を去って極楽浄土に生まれるとされている。

〔次回 9月16日|塩屋のハーミンジョウ〕

参考書籍:沖縄の聖地

カテゴリー: 沖縄のパワースポット |

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