前田の普天間グヮー その2

史料には記録されていない権現八社の一つとされているが、いつだれによって創建されたのかは明らかにされていない。

朱色に塗られた鉄格子や支柱は色がはげ落ちて、いかにもうらぶれた拝所という趣をたたえているのだが、参詣社が意外にも多い。

かつては集落による拝みもあったようだが、それもいつの間にか見られなくなり、もっぱら個人的に参詣する人がほとんどのようだ。

チャワキ程度のごちそうをつめた重箱、菓子の盛り合わせをそなえて拝むのが定番のようだ。
家族の健康祈願に加えて、子どものすこやかな成長を願う「子育て祈願」に訪れる人が旧暦の9月を中心にして多くなる。

〔次回 4月6日|真壁のティラ〕

参考書籍:沖縄の聖地

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