この世はすべて、天と地、男と女、吉と凶、肉体と精神などのように、二つそろってはじめて一つになるようなものから成り立っていて、一方が「陰」でもう一方が「陽」であるとする考え方が「陰陽説」である。
人間の生死で考えると、「肉体」(陰)と「精神」(陽)が一つになっている状態が「生」であり、それが分離してしまうことが「死」とすることであろう。
その陰と陽が互いに引き合い、往き来し、交じり合うことによって「五つの気」が生まれるとするのが「陰陽五行説」で、中国で考え出されたとされている。
五つの気とは「木」(もく)、「火」(か)、「土」(ど)、「金」(こん)、「水」(すい)のことで、五行あるいは五元素ともいう。
その五つの気が衰えたり栄えたりしながら、ぐるぐると回ることによってこの世で支えるすべての現象が出てくるというわけだ。人間の肉体も精神も、天地や空気もすべて、この五つの気によって成り立っているとされている。
五つの気、すなわち五元素に干支をあてはめ、その相関関係から互いの相性の良し悪しを導き出す。つまりは、相性のよい干支の関係が分かるという訳だ。
第8回目 陰陽五行説
参考書籍:
カテゴリー: ユタグトゥ(ユタ稼業)
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