何らかの理由で、一時的に預かってまつったつもりのトートーメーが、継承者が見つからず脇位牌のまま世代をまたがってまつられている位牌のことを永代脇位牌という。
由来が明確なものは、次世代の継承者の条件もはっきりしていて継承させることも可能だが、世代も重ねてまつられてきた脇位牌の中には、いつの間にか由来も忘れ去られてしまい不明のものも少なくない。
そうなると継承者が見つかる可能性はぐぅんと少なくなる。その結果、「永代脇位牌」としてまつる以外に方法がなくなってしまう。
永代とはいえ、制限なしにこのような状態をつづけることは、当事者はもとよりその後につづく世代にも大きな負担をかけることになる。 このような意味からも、いつの日にか整理をしなければならなくなる。
〔次回 11月4日|永代脇位牌 その2〕
永代脇位牌のまつり方
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