チョーデーカサバイのタブーを厳格に守るということになると、未婚のまま亡くなった場合の位牌の仕立て方が問題になってくる。長男の場合は、そのまま祖先の位牌立ての中に祀られるということになるのだが、継承者をどうするかの問題が出てくる。
次男以下の場合は、祖先の位牌立ての中に祀ることは許されない。このケースでは別の位牌を仕立て、祖先の位牌の左側に安置して祀るのが一般的である。そして、次世代の中から位牌の継承者を決めて継承させる。
その間は預かり位牌(アジカイグヮンス)として生家で祀ることになる。次世代に適当な継承者が見つからない場合、その次の世代まで持つことになる。従って、預かり位牌の場合は、一世代で解消されないケースも珍しくないことになる。
〔次回 7月15日|チョーデーカサバイの問題点〕
チョーデーカサバイ その2
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