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チヂアキの確認
タキウクシとよばれるウグヮンマーイを行い、ハンジによるチヂアワセをするなかで、カミガミや遠祖・近祖を問わず祖先の霊の中から、自分のチヂガミとなるカミ(御嶽の神やリュウグ神など)や祖霊(四代目前の祖先など)が特定されてくる。 特定されたカミや祖先の霊はチヂガミとして生涯従うかわりにハンジを出すときに必要な霊感をかけてもらい、不必要なときには霊感をはずすことができるようになるとされている。つまりは霊感をコントロールできるようになるというわけだ。 ここではじめて、心身の不調がおさまりカミダーリ状態から … 続きを読む
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チヂアキ
カミダーリになった者が自分の守護霊(神)となるカミや祖先の霊などをさぐり当て、決めていくことを「チヂアキ」という。いわば、ユタになるための最後の修行ということになる。 チヂアワセによって自己流の解釈や修正がおこなわれ、ハンジ(判示)を出してもよいというカミからの許可がおりる。 カミからの許可のことを「チョウブ」などともいう。これが俗にいうところの「ユタの免許証」というものだ。 チョウブがおりると、自分のチヂガミとなるカミや祖先の霊などが特定される。 チヂアキに要する時間は各々によってかなりの開き … 続きを読む
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ユタの悟り
自分のチヂを自覚することをユタ社会では「悟り」という。 カミダーリ状態に入った者が、ユタをともなってあちこちの拝所に御願を入れる。そして「サンミン」と称されるカミや祖霊からのメッセージがおりてくるのを待つ。その一方では、ヒヌカンの日々の拝みも欠かさず「シラシ」(知らせ)が入るのを待つ。 このように、御願を入れたり拝みをつづける中で、やがて自分のチヂの正体がおぼろげながら見えてくるようになり、いつの日かそれが生涯自分が仕えるようになる「チヂガミ」であることを悟るというわけだ。 チヂガミを悟り、重ね … 続きを読む
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