第10回 ハチアッチー(初歩き)

ハチアッチーのときに首里あたりでは、お宮(弁財天堂)に初詣りしたのちに、実家が近ければ帰りがけに寄ってトートーメーを拝ませた。 地方では、本家の嫁の場合は、直接母方の実家に行くのだが、分家筋の場合は、はじめに本家に行ってから実家に帰った。 〔次回 4月4日|第11回 マースデー 〕

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第9回 ボージナディ(頭撫で)

沖縄に古くから伝わるしきたりについて。第9回はボージナディ(頭撫で)にまつわるしきたりです。 続きを読む

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第8回 マンサン(満散)ユーエー

マンサンユーエーには、とうふは欠かせないものであった。 煮しめたとうふやおから(とうふかす)をいためたものなどは、どこの地域でも客にふるまう料理の一品であったようだ。 〔次回 3月21日|第9回 ボージナディ(頭撫で)〕

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第7回 ヒジャイナー

ワラで左綯(ひだりな)いするところから「ヒジャイナー」とよばれている。俗にいうところの「注連縄」(しめなわ)のことで、かっては産室にはった。 生まれてくる赤ちゃんの魂が魔ものにとられないように、という魔よけの意味がこめられていた。 現在でも、御嶽などの拝所のおびづなをヒジャイナーでかこみ、神域を画している。 〔次回 3月14日|第8回 マンサン(満散)ユーエー〕

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第6回 ジールシンチ(地炉退き)

ジールシンチのときに、ヒヌカンへのウグヮンをするさいに「ジールの灰に塩をまぜる」(南城市知念)、「両手でジールの灰をすくって台所のカマドの灰にまぜる」(今帰仁村)などの習俗があった。 また、ジールにくべる薪としては火持ちがいいということで、カジュマルやチャーギ(イヌマキ)など用いられた。 ジールの火をおこすときは、イヌマキの葉を燃やすことになっていた。イヌマキの木目はきれいだから、きれいな肌の子に育つようにという願いをこめたからだという。

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第5回 ジール(地炉)

裕福な家では、お産がある場合は産室に「ジール」をしつらえたが、多くの家はシンメーナービをジールの代用とした。 ジールの灰にまつわる習俗で少し変わったところでは、ジールの灰を3回に分けて運び、かまどの灰にまぜる地域もあった。

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第4回 ナージキ(名づけ)の儀礼

ナージキに使用した弓矢は、軒の内側にさしておくならわしであった。ヤナムン(悪鬼や悪霊)をはらうと信じられていたようである。 また、庭で弓を射ることを「ナーアシビ」(庭遊び)という地域もあった。そこではへらの上でウチカビ(神銭)を燃やして天へのおひろめをしたという。

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第3回 シラ不浄(ふじょう)

かっての沖縄では、お産の忌み(不浄をつつしむこと)は、死の忌みよりきびしかったとされている。 久高島では、集落にお産があると3日間は村人が御嶽へウグヮンすることを禁止した。また宮古・八重山地方では、お産の忌みを「シラ不浄」といい、不浄がはれるまで、お産のある家を神職関係者は訪問しなかったという。

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第2回 イヤ(胞衣〈えな〉)ワレー

イヤを埋める場合は、人の踏まない場所を選ばなければいけないとされていた。イヤには魂があって、踏まれると赤ちゃんが驚くのだという。 また、イヤワレーするのは男の赤ちゃんの場合は女の子に、女の赤ちゃんの場合は男の子に笑わせるという地域もあった。

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●祝いごと 第1回 ウブミジ(産水)

ウブミジをくむときは、東方をむいてくみあげるという地域が多く、くみあげたウブミジにはススキでつくったサンをひたし、持ち運ぶさいには持つ手をかえてはいけないとされていた。 またウブミジをくむのは多くの地域で女性の役割とされていたが、子どもにかぎるというところも少なくない。

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