ユタの持つ一面

若手のユタを別にすれば、ユタは一般的に高学歴の者は少ない。しかし、その知識はそんじょそこいらのインテリも裸足で逃げ出すほど幅広い。また、その記憶力は並はずれて優れており、一般人の及ぶものではない。

一度、ハンジ(判示・判断)を取った依頼者は終生忘れないユタが多いというからスゴイ。また、人の心をつかみひきつけて離さない能力はカウンセラーをもしのぎ、会話力においても生チョロイ学者どもの及ぶところではないとも。

それが神々の世界や他界(あの世)の様子をあたかも見てきたかのように描写して見せ、実体験であるかのごとく依頼者に信じ込ませるのだろう。そのたぐいまれな表現力と霊力とが合わさって、託宣(神のお告げ)として発せられたとき、依頼者は抗する術もなく、ユタが「霊界からの使者」に見えてくるのだろう。

〔次回 10月8日|ユタの持つ一面〕

参考書籍:

カテゴリー: ユタグトゥ(ユタ稼業) |

スポンサーリンク