いただきに宝珠を載せた堂々の石組みの祠でよく知られているのが、北中城村の渡口交差点近くの畑中に建っている「渡口のティラ」である。子安や子授け祈願のメッカとしても有名である。
神体は祠内部に安置されている四体の砂岩である。四体の砂岩は「ビジュル」とも「ボージャーブトゥチ」とも呼称されているが、子孫繁栄の神として古くから人びとに信仰されている。
結婚して2〜3年経っても子宝に恵まれない夫婦は「子授け」に、一歳未満の子をもつ親は健やかな成長を願う「子安」の祈願に全島各地から訪れるようだ。
『琉球國由来記』では、高時という者が霊石を権現として崇め、宮を建てたと伝えている。
〔次回 5月27日|安里のティラ〕
渡口のティラ
参考書籍:沖縄の聖地
カテゴリー: 沖縄のパワースポット
タグ: ビジュル, ボージャーブトゥチ, 渡口のティラ
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