チヂガミ

自分が仕え、導いてくれると信じられている守護霊(守護神)のことを、ユタ社会では「チヂガミ」(チヂブンとも)とよんでいる。
ユタになっていくプロセスで、厳しい試練に打ち克ち、修行に耐える大きなささえとなるのが、カミダーリの際に乗り移り(憑依)、縁を結ぶとされるカミや祖先の霊、いわゆる「チヂ」の存在だといわれている。

試練や修行を積み重ねていくなかで、生涯自分の守護霊となってくれるチヂと出会い、さぐり当てていくことになる。
チヂガミとなるカミや祖先の霊はユタそれぞれによってちがうとされていることから考えると、ユタはひとりひとりが専用にチヂガミを持っていることになる。

〔次回 2月3日|チヂガミ その2〕

参考書籍:琉球風水 福を招く家づくり墓づくり

カテゴリー: ユタ | タグ: |

スポンサーリンク