嘉手苅の観音堂 その1

石川バイパス沿いの嘉手苅集落入口ふきんに古屋敷然とした境内に赤がわらをのせたお堂が目につく。
その昔、金武の福蔵(現福花)に漂着した僧が、伊波グスクを拠点としていた五代目伊波按司に勧めてつくらせたと伝わるのが「嘉手苅の観音堂」である。一説には漂着した僧は金武観音堂を創建した日秀上人だとされているが真偽のほどは分からない。創建年代も不明。

創建当時は伊波ノロ殿内の西隣(現田場小学校後方)にあったが、二度の火災にあい、現在地に移されたという。
現在見る赤がわらのお堂は、戦前まであった土台の上に再建(1949年)されたもので、安置されている仏像は「観音菩薩」と「如来」の二体である。

〔次回 7月1日|嘉手苅の観音堂 その2〕

参考書籍:沖縄の聖地

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