チョウブ

チヂアワセを積み重ねることによって、カミダーリの状態に入った者の夢によるシラシや不思議な体験をどのように解釈し、修正していくかということを学びとっていく。

ここまでくると、それまではおぼろげであったカミや祖先の霊の正体がじょじょに明らかになっていく。それと同時に依頼者の求めに応じてハンジ(判示)を出してもよいというカミからの許可がおりるとされている。
いわゆる「カミグトゥ」によって人助けが可能だとする免許が与えられると考えられているようだ。
免許すなわち許可証のことを「チョウブ」とよんでいるのである。

許可証と称するぐらいだから、通常は目に見えるものを連想するのだが、この場合はあくまでも当人(ユタ)がそう感じとるか、ある儀式を通して「チョウブ」がおりたと見なしているようだ。それだから、具体的に何ごとかが記述された「チョウブ」というものは存在しないのである。

〔次回 1月14日|チヂアキ〕

参考書籍:

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