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ヒジャイナー
ワラで左綱(ひだりない)にするところからヒジャイナーとよぶ。ヒジャイナーは左手を上に右手を下にして縄を綯ってつくり、通常とは逆になる。 かては生まれた赤子の魂が魔ものにとられないように産室の入口にはり魔よけとした。こうした習俗も失われてしまった。 年中行事の中でも、旧暦の2月の上旬におこなわれる「シマクサラシ」では、ヒジャイナーに牛や豚の骨をつけ、集落に通じる道に張りめぐらし、魔ものの侵入を阻止する習俗が受け継がれている。また御嶽などのイビをヒジャイナーで取り囲んで神域を画する境界としているのが … 続きを読む
参考書籍:沖縄の魔よけとまじない
第7回 ヒジャイナー
ワラで左綯(ひだりな)いするところから「ヒジャイナー」とよばれている。俗にいうところの「注連縄」(しめなわ)のことで、かっては産室にはった。 生まれてくる赤ちゃんの魂が魔ものにとられないように、という魔よけの意味がこめられていた。 現在でも、御嶽などの拝所のおびづなをヒジャイナーでかこみ、神域を画している。 〔次回 3月14日|第8回 マンサン(満散)ユーエー〕
参考書籍:トートーメーQ&A スーコーとトートーメー 沖縄祝い事便利帳