兼久のビジュル
海の彼方から流れ着いた三個の石を霊石として祀り、霊験あらたかだとして人びとの信仰を集めているのが、地元で「メーヤールイグヮーのビジュル」と呼ばれている嘉手納町の「兼久のビジュル」である。 戦前はヤラジヌシーの南側の岩かげに小さな祠を造立して祀っていたようだが、今次大戦によって破壊されたため、現在のネーブルカデナの隣接地に移設したという。 家型のりっぱな祠の中には恩納村の仲泊海岸より求めてきた石三個を霊石として祀っている。 旧暦の9月9日には、それぞれの家族がうち揃って、重箱などをおそなえし、子どもの健康と家内安全を祈願する習わしとなっているようだ。また、子宝に恵まれない夫婦が「子宝に恵まれますように」と祈る姿も散見されるという。 〔次回 4月22日|シルミチュー〕








